産業革命以前のアンシャンレジームを支配していたルールはマルサスの罠だった。つまり、生産性上昇のペースは人口増加のそれを下回るため、人口増加は個々人の幸福度低下や社会の破綻に至る、というあれだ。
産業革命以後、生産性上昇のペースが急伸しマルサスの罠は越えられたように思われる。実際、アンシャンレジームでは珍しくない大規模な人口減は起きていない。
しかし、生産性の上昇を可能としているのが化石燃料の消費である以上、その持続可能性には燃料枯渇のリスクが伴うのではないか?とすればマルサスの罠は持続可能性を保つシステムの一端を担っていたんではないか?みたいなことを考えていた。
ローマクラブからこっち、マルサスの変奏曲は手を変え品を変え出てくるしなぁ。
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