2010/08/10

競技志向とエンジョイ志向の違い

表題は人口の大多数には影響しない命題だと考えている。大概の人は「楽しい/つまらない」「勝つ/負ける」のどっちが望ましいかを訊かれたら、「楽しい/勝つ」を選ぶはずた。だからこの命題は楽しさと勝ちがトレードオフという間違った前提をおいている。
ここで唯一問題になりうるのは、基礎技術を身につけるための苦しい練習を如何に取り入れていくか、だろう。オッサンになってエンジョイ志向であっても、両ハンドがマトモに使えない程度の練習をしていた昔の自分に対する憤りは感じるだろうからだ。
これは「勝つための練習」をした人がより長く卓球を楽しめるという論拠になっているが、私見では全く違う点が問題に感じる。
最も大きな問題はエンジョイ志向で基礎技術を身につけるための方法論が全く未整備であり、苦しい練習を乗り越える(根性以外の)合理的方法論がないことだ。
ポイントは苦楽のバランス感覚が鋭敏な小学生(及びオッサン)を騙せる位に精緻な方法論であること。
俺個人は狸のぬいぐるみを的にして、フアルケンベリの多球練習は楽しんじゃう気がする。息切れの速さには自信あるが。