脱アメリカ依存の経済体制を構築する必要性が時々論じられたりするが、俺には現実逃避としか思えない。そもそも、日本だけの問題意識でアメリカ依存→脱アメリカ依存の移行を語れる道理がない。アメリカ依存→脱アメリカ依存の移行を少し細かくすると下記のストーリーになるだろう。
- アメリカ(ニューヨーク)は世界=経済の中心である。 つまり、生産・流通・金融の諸分野で他を圧倒する生産性を有している。
- アメリカ(ニューヨーク)の世界=経済での地位低下。 他の国/地域の生産性向上によって、中心の地位が失われて行く。たとえば、現在アメリカの生産能力が世界一優れていると考える人は多くない。
- 世界=経済の脱中心化 世界=経済の中心がなくなる。逆にいうと、ニューヨークが世界=経済の中心ではなくなる。
- 世界=経済の再中心化 世界=経済に次の中心地域が現れる。まだどこかはわからないけど。