2013/09/03

トライアスロンは進化の追体験?

人間も先祖を辿っていけば、四本足で歩行していた動物である。だから、俺たちは時々四本足の世界に帰りたくなるのでないかと、自転車を駆りながら思う時がある。というのは、ロードバイクの前屈が深いポジションで手足を連動させて進様が四本足で疾駆するのと近い感覚に思えるからだ。
そう考えると、トライアスロンのスイムーバイクーランという順序は進化の追体験をしているのかもしれない。

2013/09/02

小寺信良「ケータイの力学」:バイト炎上(2) - ITmedia Mobile

小寺信良「ケータイの力学」:バイト炎上(2) - ITmedia Mobile

すごく納得感のある論考なんだけれど、

(3)については、炎上に関係するネットユーザーに、リテラシーがないことが問題である。(1)と(2)が解決されれば炎上は起こらないだろうとする意見もあるだろうが、炎上はなにも子どものアルバイトに限った話でなく、あらゆる事が火種となり得る。  まず最初に晒し上げを行なう者は、炎上するであろうことを見越して行動しており、その結果を自業自得であると捉え、自分の責任ではないと考えている。また炎上に荷担する者は、気分的にはヤジウマであり、そこが焼け野原になったら見捨てて次の炎上先に集まるだけである。  それらの人々は、炎上が起こしたその後の影響に興味はなく、教育的な視点もない。自らの溜飲を下げることだけが目的化している。だがそれらの人々にはネット上でリーチできるので、炎上の弊害を訴えることで、炎上NOの機運を醸成することは可能かもしれない。
という施策の実現性に期待できない自分がいる。上に挙げられたうち、リテラシーではなくサニティーに問題を抱える層は、どう対策しても炎上案件を作ろうとするだろう。偏見で言えば、現在精力的に炎上しているのはそういう層だ。
記事中の1~3の施策は、どれも必要なことだ。でも、独立した問題・施策である以上、それぞれに効果を比較しなければならない。1,2は言ってみればバカに対する教育、3はキチガイに対する教育だ。 バカとキチガイの教育可能性を天秤にかけて、キチガイを諦めるディストピアが我々の未来でないことを期待する。それってつまりは、ネット=引火性の強いガスの充満した空間という前提で身を処する必要があり、状況の改善は望めないということだからだ。
もちろん、若さ故にバカな子供と気が狂った大人を比べて、前者の教育効果が高いのは当然なのだ。「子どもに制裁を加えることに躊躇しない大人」を気が狂ったと呼ぶ事に異論は多くないだろう?