結論がどうであれ「自転車レースのドーピング処分はゲロ以下」という根本の事実を認識しないと、アンチドーピングという多分正しい目的の為にもならないんじゃないかね。思い返せば、レディオシャックのリーフユー(だっけ)がクレンビテロール陽性になった時から、クレンビテロールは牛の飼料に混ぜられているため、肉を食っただけで陽性になりうると主張されていた。誰もリーフユーを守ろうとしなかったけれど。その後、卓球のディミトリ・オフチャロフが中国オープンのドーピング検査でクレンビテロール陽性。もちろん、肉が原因と主張して、頭髪検査の結果おとがめなし。そしてコンタドール。
事の経緯を辛辣に眺めちゃうと、最初の事例は無名選手だから何も考えずに処分したけれど、後々大物が引っかかってしまったので慌てて頭を使い始めたように思える。アンチドーピングをルールのある世界と呼びたいなら、リーフユーと整合性を保つように思慮も遠慮もなく処分を下すべきだよね。その場合、俺は無論「肉食って運が悪いと出場停止、つか引退。何の為に何を検査したいの?」と批判するよ。
しかし、中国の自転車選手がマイノリティである事が支離滅裂な対応の遠因とすると、「もし最初に陽性になったのがスペインの卓球選手だったら」という仮定は妄想してしまうな。スペインの卓球選手って一番の大物は中国人(何志文)だけど(笑)
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