2011/02/20

反ドーピングの問題点

ドーピングの問題については、競技にもよるけれど語り尽くされていると思う。特に汚染の激しい競技(自転車レースとか)ではそうだ。主な問題は二つある。

  1. 選手の体に対する健康リスク
  2. 他の選手に対する公平性(フェアネス)
第一に考えられるべきは選手の健康リスクで、反ドーピングとは「人体に有害(だが競技的に有効っぽく見える)使い方をされる薬物を規制し、違反者に懲罰を与える事によって選手に見えるリスクを与え、間接的に健康リスクから遠ざける」活動と言える。

問題はジャムを見るにはジャムの目がいるのと同様、ドーピングを見るにはドーピングの目がいる事である。 一例として、

  • 自宅の冷蔵庫で保存した自分の血液を自分で輸血したら、血液が劣化していて死にそうになった選手
  • レース後の抜き打ちドーピング検査の前に、食事と水分補給をしたのはドーピングの痕跡を隠す為だから処分すべきと主張した検査官
など甲乙つけがたい優秀な頭脳の持ち主であろう。

このように脳が筋肉(すじにく)になってしまうリスクがあるにせよ、俺は反ドーピングの理念・目的は正しいと考える。みんな頭が良くなる薬をドーピングした方が良いと思う時はあるけどな。

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