2012/07/30

オリンピックの中継放送について思う。

異論のある人もいるかもしれないが、ロンドンオリンピックは人類がマトモに機能するittvを得て以来初めてのオリンピックだ。そのオリンピックで、ittvの中継が無いことの影響は計り知れない。どんな身の程知らずの卓球ファンでもテレビでクレアンガ対メイスを放送する期待はしないだろう。トキッチ対ガオニンとか。

かくして、コアなスポーツファンは、中継に満足できない。
これは、人がテレビを見ないのではなく、人が見たいモノをテレビが提供できていない図式を鮮明に表しているのではないか?需要の多様性にコンテンツ供給(というか金の流れがボトルネックになった流通だな)が対応できていないのを、ストリーミングの充実によって顕在化されたのではないか?

しかし、これは過渡的な現象かもしれない。
長期でみれば、放映権料の細分化etcでより柔軟に中継が出来るようになるかもしれない。たとえばNHKで全く中継されないかテレ東でへたれた中継をされるかの選択とか。

より短期の問題で言えば、現地現物の重要性がストリーミングの発達によって明確になったのではないか。見たいモノを本当に見たければ、現地に行くしかない。これは東京でオリンピックをやる大きな意義になるんではないか?少なくとも中継の内容にブーたれている人は、自分が見たいモノを見に行ける確率を高めるためにも、東京オリンピックを応援すべきではないのか?

じゃあ、いっそ名古屋で?オリンピックはまぁええがや。

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